【安全衛生委員会】癌の早期発見について

衛生管理者 鈴木克重

今回は、死亡原因一位、2人にひとりがかかるといわれる癌をとりあげました。

癌細胞は初期は成長が遅く、10~20年かけて1センチほどになるが、倍の2センチになるには2年程しかかからないそうです。癌で命を落とさないためには、早期発見・早期治療が重要だということです。

特に日本人に多い胃がん、大腸がん、肺がん、乳がん、子宮頸がんには、それぞれ胃X線(バリウム検査)、便潜血、胸部X線、視触診とマンモグラフィ、細胞診といった検診があり、いずれも国を挙げて受診が奨励されています。
多くの皆さんが、区(市)の無料癌検診の通知を受け取ったことがあるのではないでしょうか。

社保加入者(協会けんぽ)の企業健診には、胃X線、便潜血、胸部X線は予めセットされています。
また、2年に1回の乳がん・子宮がん検診も、健保の補助で安価で受診できます。
キャンセルしている人、スルーしている人も、今後はぜひ受けてみてください。

一方、腫瘍マーカーを受ける方は、別の原因で陽性反応が出ることなどマーカーの特性を理解し、過剰反応をせず、医師と相談の上、適正な(部位ごとの)精密検査に進むなど、検査の趣旨に沿った対応をするのがよいと思います。

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