【安全衛生委員会】40歳過ぎたら目の検診

衛生管理者 鈴木克重

3月の衛生委員会では、初めて「目の健康」を取りあげました。

中高年の失明原因の一位は「緑内障」だそうです。
緑内障は、視神経が眼圧などにより障害され、視野が欠けていく病気です。
40歳以上の20人に1人が緑内障と推定されるといいます。

一般的に多い慢性の緑内障は「開放隅角緑内障」といい、眼圧も正常範囲内ということがよくあるそうです。
進行は緩慢ですが、視野の欠けは、かなり病気が進行しないと自覚できないとのこと。
その上、失った視神経は、もう元に戻ることはないそうです。

緑内障は「眼圧検査」、「眼底検査」、「視野検査」により診断(発見)され、点眼薬により眼圧を下げる治療を行います。
点眼薬は、効果を見ながら個人の状況に合わせてカスタマイズされるので、長期にわたる定期的な通院が必要で、診察と点眼薬の処方により、進行をくい止める治療を続けることになります。

自覚症状のない点、体質や加齢にかかわる点など、生活習慣病と多くの類似点があります。
でも、健康診断では視力検査くらいしか行いませんね。
100円ショップで老眼鏡を買うのもいいですが、目のことで何か不便や不調を感じたら、その機会を逃さず眼科に行って診察を受けてみることを強くお勧めします。(特に今まで眼科に縁のなかった方!)

こちらのサイトを参考にさせて頂きました。
公益社団法人日本眼科学会 目についての健康情報 
http://www.gankaikai.or.jp/health/43/ 目の定期検査のすすめ
http://www.gankaikai.or.jp/health/49/ よくわかる緑内障―診断と治療―

 

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