厳しさを増す介護業界

ゆいま~るつばさ 所長 家高澄子

年を重ねるごとに、どうしてこうも年月が過ぎていくのが早く感じられるのでしょうか。
私がゆいま~るに入職しあっという間に25年の月日が流れていきました。
2000年4月に始まった介護保険制度も同じく25年の年月が過ぎ、年を追うごとに厳しい状況になっています。

一番大変なこととして、人員不足があげられるのではないでしょうか。
他の業界においても人員不足は叫ばれていますが、特に介護事業において人員不足は顕著です。
その理由のひとつとして、賃金の低さがあげられます。
私たちの給料は、国が決めた介護報酬が原資になっています。
サービスの質を上げても自由に価格設定をすることはできません。
構造的に会社は簡単に賃上げができないようになっており、収入より「やりがい」や「社会貢献」といった意識によって支えられているところがあります。
この状況は今後も簡単には変わらないと思います。
現場の人間が問題点を整理して、行政へ働きかけていくことが必要です。
国も中小の介護事業者の声を聞いてほしいと思います。
2024年の基本報酬のマイナス改定には驚きといきどおりを感じ、制度を改定する人たちは何を根拠にそのような結論を出すのかと残念でなりませんでした。
今後まだまだ介護を必要とする人は増えていくのに、支援をする人がいないのではどうなっていくのでしょうか。
介護職にたずさわる人は高齢化し、若い人は入ってきません。
これでは希望も持てません。
介護業界に希望の持てる日が訪れることを願ってやみません。

2026年はどのような年になっていくのでしょうか。
ここに来てまた、地震、水害、暴風雨、雪害、山火事等の災害が多くなってきました。
天災は忘れたころにやってくるといいますが、これらの災害はいつ起きるか分かりません。
そのためのBCP(事業継続計画)は、作って終わりではなく、それに沿った訓練等を繰り返し災害に備えていくことが、いかに大切であるかをみんなが理解し推し進めていかなくてはなりません。
私たち訪問介護は人手不足で、まず現場を回していくのが先で、それで精いっぱいの感があります。
事務作業は年々多くなり、とても追いついていきません。
こういう状態がいつまで続くのか不安でなりません。
地球の異常気象も年々ひどくなっているように感じます。
夏の暑さ対策も今から考えていかなくてはと思います。

課題ばかりをあげましたが、今年は60年に一度の丙午の年。
情熱や活力、変革がテーマとされています。
丙午の年は「縁起が良い」とされています。
取り組めることから実行していきましょう。

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