『終活』―楽しい人生後半の目標設定を考える

ヘルパーステーションもやい 管理責任者 伊東美輪


毎日の第一声が「今日も暑いですね」になる季節がやってきました。
今年は荒川・隅田川の花火大会が開催され、お祭りも今まで通り予定され、コロナ禍なんてなかったかのようないつもの夏がやってきました。
うだるような暑さの中、皆様の体調は大丈夫ですか?

実は6月に受けた健康診断で初めて再検査になりまして、かなりのショックを受けました。
50数年生きてきて、常にほぼA判定で服薬すべき薬もなく、医者にもかからないので主治医もなく、そんな体に生んでくれた親にいつも感謝していました。
でも50年以上生きていれば、どこかにガタがくるのは当たり前で、これからはそんなちょっとした疾病と上手に付き合っていこうと思っています。

人生の折り返しくらいから「終活」を考えるようになりました。
この仕事に携わっている皆さんも、この言葉は良く耳にすると思います。
私の場合は「終」と「活」を分け、これからの人生の「活」を考え始めました。

まずはこれからの人生でやりたい20のことを書き出すところからスタートです。
「ストリートピアノを弾きたい」、「嫌になるくらいウニを食べたい」、「新潟競馬場の直線レースを生で見たい」、「自宅をリフォームしたい」などなど書き出してみると、中にはすぐにできることもありますが、一人ではできないこと、時間をかけなくてはできないことがほとんどです。
すべてに共通するのが、「お金と時間、健康な体(とやる気)」がなくては達成できないことだと気が付きます。

実現するためにこれからすべきことは何なのかを考えると、「お金を貯める」、「一日の時間の使い方を考える」、「体調を維持していく」。
ではそのために、今日自分がやるべきことは何なのかを考える。
そうしていくと、まるでマンダラチャートのように自身のすべきことが見えてきます。
絶対無理だろうと思えることも毎日の自身の行動で近づいて行って、最後の「終」を迎える時までにやりたかったことを達成して、ガッツポーズをしていたいなんて思っています。
「終活」なんてまだ早いと思っている人、反対にもう遅いと思っている人、思い立った時がベストタイミングだと思います。

皆さんも若かったころには考えつかなかったこれからの「活」を考えて、そのために「今日すべきこと」を実行してみませんか。
しっかり水分摂って、しっかり休んで、おいしいものを食べることも重要な要素です。
夏の暑さにへたばっている時間はありません。
熟年だからこその知恵と工夫で乗り切って、前を向いていきましょう。
さあ後半戦。
人生は終盤になるほど楽しくなっていきます!

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