桜の季節と大震災

ヘルパーステーションゆいま~る サービス提供責任者 鈴木美由紀


桜3月。
早いもので、つい先日年が明けたかと思ったら、もう桜の便りを聞く季節になりました。
春は色とりどりの花が咲いて新芽が吹き、新入生や新社会人、新しいことが始まる心躍る季節でもあります。
また、卒業や送別会など別れの季節ともいえます。
私は50数年前に栃木の山間の小学校に入学しました。
私の学年は1クラスで23名でした。
近所の優しいお兄ちゃんやお姉ちゃんに見守られながら、2㎞の道のりを登下校したことを覚えています。
そんな懐かしい木造建築の校舎は、統廃合によりなくなってしまいました。
校舎は維持が大変とのことで取り壊し、地域の人が利用できる会館が立てられています。
淋しいなと思いますが、過疎化が進む中では仕方のないことなんですね。

2011年3月11日、東北地方太平洋沖地震による災害及びこれに伴う福島第一原子力発電所事故による災害がありました。
いわゆる、東日本大震災です。
大規模な地震災害であることから大震災と呼称されました。
今から12年前です。
その日の出来事は、皆さんの記憶や体験に今も残っていると思います。
私は会社にいましたが、一人で自宅にいたらと思うと想像もつきません。
テレビから流れる映像は、今までに見たことのないものでした。
なんと表現したらいいのか、ただ茫然と画面を見ているだけでした。
一瞬で全ての物が破壊されました。
命までも。
私の出身小学校の取り壊しは統廃合によるものなので事前に知らされています。
でも、災害はいつ来るものなのかはわかりません。
事前の準備や心構えが重要なのは誰もが承知していることでしょう。
防災マップで、自分はどこに避難すれば良いのか、備蓄品は揃えてあるのか、3月11日を前に確認しておきたいと思いました。

昨年の定期研修で、非常災害時の対応とBCP(事業継続計画)についての研修資料を皆さんにお渡ししています。
BCPとは、主に災害などで事業所が被災することを想像し、事業を継続していくために予め対策しておく計画のことを指します。
BCPについては事業所としても取り組んでいます。
今年の定期研修でもテーマの一つになっていますので、皆さんと一緒に学んでいきたいと思っています。
災害の備えの大前提は「自分や家族の命が最優先」ということです。
これは、定期研修の中でも何度も伝えてきた言葉です。
介護職としての責任を果たすことも大事ですが、何よりも自分の命、家族の命を守ることを心に刻んでいただきたいと思います。

コロナ感染症もまだまだ気が抜けませんが、色とりどりの春めく景色を楽しみながら、新しいことを始めていきたいと思います。

 

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