研修報告

研修部

9月の定期研修は、『認知症』と『認知症ケア』の研修を行いました。

認知症というのは脳の障害によって認知機能が低下し、日常生活を送ることが困難になる病気です。
四大認知症(アルツハイマー型認知症、レビー小体型認知症、前頭側頭型認知症、血管性認知症)といわれる病気を理解し、その症状と日常生活で見られる事例を確認しました。

認知症ケアでは「こうすれば絶対上手くいく」という方法はありません。
その人の状態を客観的に判断し、否定的な気持ちを持たず、相手の気持ちを受け止めましょう。
柔軟な対応が大切です。

ケア中に困ったこととして、「同じ話を何度も繰り返す」、「話の内容が事実かどうかわからない」、「一人で外出してしまう」、「意思の疎通が上手くいかない」、「拒否が強くケアが困難」、「穏やかだった人が暴力的になった。暴言もある」、「用意して置いた物がなくなる」、「物を盗られたとの発言が多い」等々たくさんの報告がありました。
その対応法として、「利用者と同じ目線に立って悩みを一緒に聞いています」、「同じ話を何度聞いても初めて聞いたように傾聴しています」などの声もたくさんありました。

利用者の小さな変化や「気づき」があった時、またケアに困った時などは、会社に報告して下さい。
一人で抱え込まずに一緒に解決法を考えていきましょう。 

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