俳句の楽しみ

代表取締役 渋谷洋子


俳句との出会いについては、平成23年9月のゆいま~るだよりに「恩師」と言う題で書きましたが、今も細々と続いています。
月に一度の芸術センターでの句会に参加しています。
俳句は5・7・5の韻律で詠まれる定型詩で、季語を入れることが原則です。
あとは自由に感じたままを詠めばよいのですが、いくつかのルールがあります。

最近テレビで、写真の映像を見て芸能人が俳句を詠み、俳人の夏井いつきさんが辛口の赤ペンを入れて俳句の査定を行い、ランク付けするというバラエティ番組があります。
梅沢登美男さんが名人位に就かれているのも意外でしたが、語彙が豊富で、素敵な俳句を沢山詠まれています。
夏井いつきさんとのバトルもやりすぎ感はありますが、面白く見ています。
その他高校生の「俳句甲子園」やNHKの「全国俳句大会」など俳句人口が年々広がっています。

俳句をはじめてから、季節のちょっとした変化や、今まで見過ごしていた街の行事にも目を向けるようになりました。
旅のスケッチも俳句に詠み込んで楽しんでいます。
自分の詠んだ句が機関誌に掲載されるのは、とても励みになります。
今ではよき出会いに感謝しています。

機関誌「天頂」に掲載された俳句 (主宰選)

7月の句会より

早苗田に秩父連山写りけり
木漏れ日にリラ香りたつ陶器市
初摘みの新茶をくみて母想ふ
いつの間に初夏の訪れあぜの道

8月の句会より

夏山や歩荷(ぼっか)行き交ふ峠道
花火待つ荒川土手の草いきれ
誕生日過ぎて酷暑の身にしみて

 


お知らせ一覧へ戻る