もやい西新井ステーションが移転します

NPO法人ケアサポーター・もやい 理事長 渋谷紀久雄

 

ゆいま~るの姉妹法人であるNPO法人ケアサポーター・もやいが、ヘルパーステーションもやい・西新井を開設したのは、平成27年8月1日です。
開設から今年で、3回目のお正月を迎えました。
ゆいま~るだより新年号では、今年も「初心を忘れない」をモットーに、ヘルパーさんやご利用者様の拠り所となれるような事業所作りに努めますと書いています。
今年で開設10周年を迎えた「ゆいま~るつばさ」とは、西新井エリアとして力を合わせて頑張っています。

もやい西新井ステーションは、事務所が手狭になったこともあり、6月に関原3-14に移転することになりました。
関原商店街の中ほどで、ココスナカムラの斜め前になります。
かつて足立区の商店街はどこも賑わっていましたが、ところどころ衰退していく所も見られますが、この関三通りはまだ商店街らしさが残っています。
現在の西新井ステーションがある100号線のバス通りから少し中に入りますが、夕方には買物のお客様で賑わっています。
地域密着のヘルパーステーションとして商店街の真中に拠点を移し、ヘルパーさん達が立ち寄りやすく、スタッフ一同働きやすい事業所を目指してまいります。
今はまだ建物が改装中で6月9日頃に完成予定で、11日から引越しを始め、14日頃に移転を完了する予定です。
ご期待ください。

町で、居宅で、生活を支える訪問介護は、在宅での生活に幅広く対応することと、在宅生活を続けるために寝たきりにしない厳しい対応が必要です。
一般的に介護を必要としている方の在宅での生活は、炊事、洗濯、家事、買い物、入浴、おむつ交換などの他に、認知症による夜間の徘徊の見守り、早朝や夜間に必要な介護などがあります。
特にご本人の強い希望があって在宅生活を続けるには、寝たきりにはならない生活習慣が必要です。
1) 食事を大切にし、座位による食事摂取を習慣化する。
2) おむつをはずして、意欲や自発性を育てる。
3) 布団やベッドから離れて活動し、寝たきりにしない習慣をつける。
等が考えられます。

介護は、介護者がひとりで行うものと考えられがちですが、介護は介護者一人や介護事業者一社に任されるものではありません。
一人でできる介護であっても一人では限界があるので、協力し合って全員でやることです。
社内の信頼関係を密にして、チームワークを発揮することです。
次に一事業者では限界があるので、在宅関連の事業者さんと連携し、医療・看護・介護のそれぞれの専門の力を合わせることです。
地域が持っている力を出し合って、安心し充実した在宅生活を送ることができるように、ターミナルケアまで支援していく体制を取っていきたいと思います。

法人の事業目的も、「住み慣れた町で生き抜くための援助」を提供することです。
10年後も20年後もその人らしく暮らしていける地域を、いつも目ざしている地域社会になれば良いと思います。

 

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