【安全衛生委員会】骨折について

衛生管理者 鈴木克重

7月は「関節痛」がテーマですが、今回は「骨折」についてお話しします。

実は先月号の入稿を終えた午後、会社の階段を一段踏み外して足をひどくひねってしまいました。
整形外科を受診したところ、右の第5中足骨基部の亀裂骨折でした。

会社でも、骨折を伴う労災事故は毎年3~4件(主に自転車の事故)発生しています。
治療は患部の整復と固定を行い、自然治癒を待つため長時間を要するのが普通です。
骨折した部位の周辺は組織も損傷しているので内出血や腫れがみられます。
まず仮固定して落ち着くのを待ち、腫れが引いたところで本格的にギプス固定します。
理論的には安静度が高いほど、患部は元通りに修復されます。

私は3週間、ひざから下のギプスで過ごしました。
関節の可動を制限するギプス生活はとっても不自由なものです。
慣れない松葉杖での通勤などは、町のバリアフリーやひとのやさしさ、障害者のたいへんさをつかの間ですが体験しました(スマホ歩きしている人はほんとうに怖いです)。
先日ギプスがはずれ、松葉杖を返しました。
しばらくは患部に荷重をかけないようにして歩いています。
足1本かばうことによる全身の負担も相当なものですが、3週間使わなかった右足の「退化」はめまぐるしく、すぐに疲れてしまうし、ふくらはぎがひどい筋肉痛です。

「使わないと使えなくなりますよ!」 

今月はこれを皆さまに強くお伝えしたいと思います。

 

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