
今年の夏は、猛暑どころか激暑とも言われ、過去最高の気温を記録し、日本全国が沸騰しているような状態でした。
「暑さ寒さも彼岸まで」が通用するような季節感は感じられず、四季が二季になってしまうようで、とても心配になります。
台風や線状降水帯による大雨で河川の氾濫による浸水、家屋倒壊、土砂災害、いつ起きるかわからない地震災害や世界中で止まない戦争や紛争。
このような大災害はもとより、直面した出来事が自分の対処能力を超えたと感じる時に、ストレス反応と呼ばれる症状や行動を生じさせるそうです。
人生の中での様々な出来事がストレッサー(ストレス要因)となります。
ストレッサーは大きく3つに分類されています。
1つ目は日常生活で生じる「生活環境ストレッサー」で、大切な人や物との離別、喪失は特に強いストレッサーとなります。
2つ目は「外傷性ストレッサー」で、自然災害や社会的不安、生命などの危機に関わる体験と喪失体験です。
これらの外傷体験で生じる精神的な変調をトラウマ反応と呼び、ひどくなると心的外傷後ストレス障害(PTSD)と呼ばれ、精神的後遺症が発症し、その時の恐怖や緊張がフラシュバックや悪夢として再び現れます。
それらが3つ目の「心理的ストレッサー」として作用し続けるそうです。
これらで今もなお、苦しんでいる方々がいます。
例えば日本では東日本大震災が起きた地域の方々や、世界中では大災害や戦争で被害に遭われた方々で、心のケアが重要視されています。
ストレス状態が長く続くと、適応障害、不安障害、自律神経失調症、燃え尽き症候群(バーンアウト)などの身体に不調が現れる症状があるそうです。
実は私は、ストレスを「これがストレスだ」と非常に感じにくいタイプで、最後になって身体は正直なので、大病になるタイプなんです。
ストレスにはリラックスすることが一番と言われています。
心身の回復をもたらす副交感神経系の働きを優位な、エネルギー充足の状態にすることが大切だそうです。
例えば自分の好きなことをする、安心できる環境を作り整えていくことなどです。
何より大事なことは休息時間を作ることで、心身の回復機能が活性化でき、ストレスを解消することができるのだそうです。
私の理想の休息時間は、思い出のたくさん詰まった山の中に、寂びれた旅館宿屋が立ち並び、遠くに山々が見え、宿泊しているホテルの横を流れる川の音だけが聞こえる部屋で、何にも考えずに「ぼーっ」と外を眺めているひと時です。
皆さんもストレスに負けないよう心と身体を休息時間でリフレッシュして、一緒に乗り切っていきましょう。