東京大空襲から80年

ゆいま~るつばさ 所長 家高澄子

今年は東京大空襲から80年とのことです。
一般市民10万人の尊い命が奪われてしまってから、長い年月が流れていきました。
叔父、叔母、義理の姉、兄から当時の話は時々聞くことはありましたが、その当時を知る人たちもだんだんと亡くなり、もう聞くことはできなくなってしまいました。
これからは私たちが伝えていかなくてはいけません。
浅草の浅草寺には、戦災樹木が25本残っているとのことです。
戦災樹木とは、空襲などの戦災によって損傷を受けながらも、焼け残った樹木のことです。
ほかにも戦災樹木が都内にはたくさんあるそうです。
また広島、長崎には被爆樹木が、広島には159本、長崎には50本残っているとのことです。
先日浅草寺に行き、戦災樹木を見てまいりました。
この木々たちは当時の悲惨さを知りながら、しっかりと地に根を張って生きているのだと思うと感慨深いものがありました。
私も生きているうちに、広島、長崎を訪れ、戦災樹木、被爆樹木を見てみたいと思います。
最近は中東でも痛々しい戦争がおこなわれ、アメリカが参戦して大変な状況となっていますが、今後どうなっていくのかがとても心配です。

現在多くの日本人がメジャーリーグで活躍している野球ですが、戦後3ケ月で、神宮球場に4万5千人の観客を集めて早慶戦が行われたとのことです。
神宮球場に早大の人たちが大量のボールとバットを保管していたからこそできたことだそうです。
選手の方の何人かは、戦争で亡くなられたといいます。
野球は80年たった今でも盛んです。
また、大谷選手という世界一素晴らしい選手の活躍も目を見張るものがあり、人柄、立ち居振る舞いも日本人として誇らしい気持ちになります。
私たちも見習うことがたくさんあります。

医療介護の現状では、医療機関の倒産が過去最高となっていると報道されています。
介護業界に限らず、どの企業においても人手不足は深刻な状況となっております。
私も20年以上介護の仕事に関わらせていただいていますが、介護保険が始まったばかりの頃は、人にも多少の余裕がありました。
今はサ責もほとんどサービスに出ていて、内勤業務が後回しの状態となっています。
介護難民がすでに出ている状況です。
特に「障がい」においては、利用者が自ら事業者を探さなくてはいけない状態で、当事者である方から電話をいただくことがあります。
それでも人がいないことには、受けることもできない状況となっております。
今回の参院選では、その辺の政策に真剣に取り組んでいる人を選びたいと思います。

 

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