映画観てますか

代表取締役 渋谷洋子


最近は映画を見る機会もほとんどなくなってしまいましたが、是枝監督の「万引き家族」がカンヌ国際映画祭で最高賞のパルムドール賞を受賞され話題になっています。
それを記念して先日同監督の「そして父になる」がフジテレビで放映されました。

6歳になる息子が実は出生時に病院で取り違えられ、他人の子供であることが分かります。
今まで6年間育ててきたという事実と、子供との血縁の繋がりとの間で揺れ動く親と、親たちの間で翻弄される子供の気持ちが痛いほどわかり、家族の絆について考えさせられました。

この子供の取り違えは、病院側のミスというより担当していた看護師の嫉妬による意図的な行為だったこともあり、物語を複雑にしています。
ラストは明確ではなく、考える余地を残して終わっています。

最近でも、順天堂大学病院で50代の男性が実の親の確認のためDNA鑑定を受け、取り違えが判明したという事件がありました。
病院では積極的な公表は行わないとのことですが、本人にとっても親にとっても失われた年月は取り戻せません。
悲しいですね。

学生時代には映画をよく見ました。たまには映画館に足を運ぶ機会を作りたいですね。

お知らせ一覧へ戻る